甘霧庵

冬と言えばビーチボーイズ NO54 苦肉の策が失敗するとにっちもさっちも行かなくなります。

皆さんこんにちは。

甘霧庵でございます。

さて、1968年6月24日に発売された「フレンズ」は全米のチャートで126位というビーチボーイズ史上最悪のセールスとなってしまいました。

慌てたのはレコード会社でキャピタルレコードは大急ぎでベスト盤を売り出しますが、

このベスト盤も通算3枚目とのなるとさほど売れません。

そこで、次の手に出ました。

それで発売されたのが『Stack-o-Tracks(スタック・オ・トラックス)』というアルバムです。

これはある意味非常に興味のあるアルバムなのですが、

『Stack-o-Tracks』はインストゥルメンタル・アルバムで、

その時点までに発売された楽曲のうち15曲のバッキング・トラックが含まれています。

つまり、カラオケです。

『スタック・オ・トラックス』は米国で最も商業的な低迷期にあった時期に発売されたため、

ビーチ・ボーイズのアルバムとしては米国または英国のチャートにランクインできなかった初めてのアルバムとなってしまいました。

ただ、付録は魅力的で

ベースライン、リードライン、コード、歌詞(一緒に歌うため)が記載された小冊子が含まれていました。

これは私としてはかなり魅力的ではあります。

続く。

 

 


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