皆さんこんにちは。
甘霧庵でございます。
さて、25ペソで落札されたバス押し権。
男を中心に5人ほどが落札し、
25ペソを受け取りバスを押し始めました。
残念ならが私は一歩遅れて落札できませんでした。
運よく落札した男どもは必死にバスを押しましたが、
泥道に捕まったタイヤは簡単には抜けませんでした。
それどころか空転するタイヤの泥はねが押している男達に直撃していました。
こんなものを見せられると私の中にあるわずかなボランティア精神が一気に萎えてしまいました。
一方、バスはと言うと5人の男の力も虚しく全く動きませんでした。
そこでサー運転手は再びオークションを始めました。
今回の開始価格はいきなり25ペソです。
そして、また5人ほどの男が落札しました。
ボランティア精神が0になった私はサー運転手の目すら見ることができず、
伏目がちにウロウロしているうちにオークションは終了してしまいました。
そして再びバスの救出作戦が始まりました。
しかし、結果は前回と全く同じ。
泥沼にハマったタイヤはかなり深刻で10人で押してもびくともしませんでした。
そして三度、サー運転手が降りてきました。
周りを見渡すと男手はおじいちゃんしかおりません。
腹をくくる時が来たようです。