甘霧庵

風に吹かれてアンデスへ #140 ついに参加することに。

皆さんこんにちは。

甘霧庵でございます。

さて、最後のオークションが始まりました。

いえ。

始まりません。

サー運転手は私とサイモンの観光客に狙い打ちでした。

私たちは観光客だけあってサー運転手も一般人より気を遣って最後まで私たちに頼まなかったのかもしれません。

しかし、背に腹は変えられないと思ったのでしょう。

私たち観光客にも願い出ました。

しかも50ペソの大枚を支払って。

周りの目は私たちに注がれております。

もう、こうなっては腹を括るしかありません。

どうやらサイモン君はやる気満々で寒いのにも関わらず腕まくりまでして意気揚々と馳さんじておりました。

一方私はと言いますと。

イヤイヤの上にもイヤイヤで、

自分の運命すら恨み始めました。

私は自分の荷物を座っているおばさんに預け、

2000tはある腰を上げることにしました。

サー運転手はサイモン君と私を引き連れ完全に泥にタイヤを取られた現場に連れて行きました。

そこはもう地上とは思えぬ光景で、

子供の頃見たスーパーマンⅢの最後に登場した炭鉱で働いていた人みたいな男がウヨウヨ。

とてもじゃないですが参加する気にはなりません。

それでもお金をもらってしまったいじょう参加するわけにはいきません。

さて、どうなるのでしょう。

続く。


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