皆さんこんにちは。
甘霧庵でございます。
さて、「はた迷惑な人々」によってフーケ卿はしっきゃくしてしまいましたが、
実は間の悪い出来事もありました。
「はた迷惑な人々」の初演の数が月前、
ルイ14世主催の演劇祭典『四季のバレエ』がおこなわれました。
この祭典でルイ14世は「春」に扮してバレエを踊りました。
その思いは、
冬を乗り越え、
春がすべての自然の生命を生まれ変わらせるように
、王の力で新しいフランスが作られる、
これからは自身の力で永遠に続く春を実現するのだというメッセージを発するためだったようです。
しかし、この項王の意図をくみ取れ得ない人物がいました。
フーケ卿です。
フーケ卿はこのメッセージを読み違え、
国王の祭典を凌駕する、
豪勢な規模のものを開いてたしまいました。
つまり、ルイ14世はド派手なパーティーがすきなんだと、
だったら私が財の限りを尽くしてやってやろうじゃないかと。
しかし、結局フーケは国王の不興を買って、
間もなく逮捕され、
失脚してしまいます。
そんなことは露も知らないモリエールは「はた迷惑な人々」を成功させてしまいます。
ルイ14世の怒りは頂点に達しましたが、
同時に逮捕する理由も見つかったわけです。
相手の意図を察するのは重要なことですね。
画像
青年期のルイ14世 シャルル・ルブラン画1661年
Attributed to シャルル・ル・ブラン – Château de Versailles, パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=20898408による