甘霧庵

ジャン=バティスト・リュリ その44 話が前後しますが、教訓的だったので。

皆さんこんにちは。

甘霧庵でございます。

さて、「はた迷惑な人々」によってフーケ卿はしっきゃくしてしまいましたが、

実は間の悪い出来事もありました。

「はた迷惑な人々」の初演の数が月前、

ルイ14世主催の演劇祭典『四季のバレエ』がおこなわれました。

この祭典でルイ14世は「春」に扮してバレエを踊りました。

その思いは、

冬を乗り越え、

春がすべての自然の生命を生まれ変わらせるように

、王の力で新しいフランスが作られる、

これからは自身の力で永遠に続く春を実現するのだというメッセージを発するためだったようです。

しかし、この項王の意図をくみ取れ得ない人物がいました。

フーケ卿です。

フーケ卿はこのメッセージを読み違え、

国王の祭典を凌駕する、

豪勢な規模のものを開いてたしまいました。

つまり、ルイ14世はド派手なパーティーがすきなんだと、

だったら私が財の限りを尽くしてやってやろうじゃないかと。

しかし、結局フーケは国王の不興を買って、

間もなく逮捕され、

失脚してしまいます。

そんなことは露も知らないモリエールは「はた迷惑な人々」を成功させてしまいます。

ルイ14世の怒りは頂点に達しましたが、

同時に逮捕する理由も見つかったわけです。

相手の意図を察するのは重要なことですね。

画像

青年期のルイ14世 シャルル・ルブラン画1661年

Attributed to シャルル・ル・ブラン – Château de Versailles, パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=20898408による


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