皆さんこんにちは。
甘霧庵でございます。
さて、いろいろあった「はた迷惑な人々」は、
フーケ卿の失脚というケチはついてしまいましたが、
国王ルイ14世はいたく気に入ったみたいです。
それが証拠に初演では登場しなかったキャラクターを国王自身が考え
脚本も書いた改訂版を作ってしまいました。
この改訂版を一般市民にも公開してくれます。
初演は11月14日のパリロワイヤル。
この作品は市民に熱狂的に迎えられ大成功に終わります。
もちろん、収入面もホクホクで、
成功した昨年の1.7倍だったそうです。
いいことは続きます。
年が明けた1662年1月23日モリエールはアルマンド・ベジャールと結婚します。
モリエール40歳、アルマンド20歳の年の差婚です。
ただ、この婚姻には疑惑があります。
アルマンド・ベジャールの母親はマドレーヌ・ベジャールという女優さんです。
そして、この女性はモリエールの最初の恋人でした。
つまり、もし、アルマンドの生物的な父親がモリエールだとすると
モリエールは実の娘と結婚してしまうことになります。
この噂はパリ市民に一気に広まり、
当時の刑罰では「火あぶりの刑」です。
これには国王自身が近親相姦ではない旨を公式に示しましたが、
そんなことで済むわけありません。
画像
モリエールとアルマンドの婚姻契約書
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