甘霧庵

ジャン=バティスト・リュリ その50 コメディ=バレエの第2作目です。でも本格的ではありません。

皆さんこんにちは。

甘霧庵でございます。

さて、ルイ14世の計らいでモリエールとリュリを共作することになりました。

二人の性格がバッチリはまったかどうかは分かりませんが、

作品は素晴らしいものになりました。

その第一弾が「はた迷惑な人々」ですが

この作品でリュリは1曲提供しただけです。

次に共作したのは1664年1月29日ルーブル宮殿で初演されました「強制結婚」でした。

ただし、この作品はたった1幕の短い作品でルイ14世が晩餐会でちょっとした出し物程度の発注でした。

そしてモリエールは結婚することに悩む青年が色々な人にアドバイスを受けながら(ただしこのアドバイスは的外れで、この辺りが喜劇です。)も最終的には婚約者の兄に脅されて結婚することになりました。

この作品にリュリはアドバイスを受けた青年が深刻に悩む心理状態を音楽にして

その音楽にバレエの振り付けもつけて幕間に演じるようにしました。

この音楽と振り付けさらに踊り子までリュリが担当しました。

この短い作品が本格的なコメディ=バレエの第一弾とも言えます。

しかし、所詮はルイ14世の内々での初演のうえ短い作品です。

本格的なコメディ=バレエとは言い難いといえます。

この辺りがルイ14世のしたたかさがうかがえます。

画像

装飾写本『ベリー公のいとも豪華なる時祷書』に描かれた、シャルル5世時代のルーヴル。

Limbourg brothers / バーテルミー・デック – R.M.N. / R.-G. Ojéda, パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=108572による


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