皆さんこんにちは。
甘霧庵でございます。
さて、飛雲閣と言えば非対称の美しさです。
画像をご覧の通り一階部分の破風が左右で違っております。
二階部分も破風が中央にありません。
そして、三階に至ってはずいぶん偏った所に作られています。
インドのアグラにありますタージマハルが対称の美とすれば、
飛雲閣は非対称の美ともいえます。
興味深いのは京都の三名閣を建設された順に対称性を見てみますと。
金閣寺はほとんど対称形な整った美「整美」と言えるでしょう。
これは当時の権力者の権威を示すといわれております。
つまり、この頃は強い権力・権威が存在していたとも言えます。
時代が変わって銀閣の時代になると対称性も見えませんが
飛雲閣ほどの非対称性までのくずれもありません。
つまり、権力・権威からのがれ茶道や華道に救いを求めていたことを象徴したかのような控えめな建物でありながら、
ただ、私の感じですが、
金閣をモデルにしていることから
自分は権力には興味がない振りと言いますか強がりだったのかもしれません。
そして、さらに時代が進んで飛雲閣の時代になると権力をもった人間は金にものを言わせて遊び心いっぱいの建物を建築しました。
京都の三名閣を時代をたどっていくと当時の権威がうかがえます。
次回は建築様式をもう少し詳しく。