皆さんこんにちは。
甘霧庵でございます。
さて、京都の三名閣の中で最も新しい飛雲閣。
飛雲閣はおそらく社会が江戸時代前の混乱した社会の時代に
時の権力者が余裕を見せるかのような遊び心を詰め込んだ建築物です。
その3階部分は非対称の位置にあり、
下層に比べて非常に小さく作られており、
まるで屋根の上にちょこんと乗っているような、
軽やかな印象を与え
池から船で飛雲閣に向かうときに遠近法を使って建物の形が変化していくのを楽しめるように作られております。
また、2階部分が3階を空へと押し上げているように見える視覚効果があります。
屋根は「寄棟造(よせむねづくり)」でこけら葺きです。
1階や2階の複雑な屋根のラインを、
最後はシンプルに引き締める役割を果たしています。
その3階部分は「星を摘む(つむ)ことができるほど高い楼閣」と言う意味を込めて「摘星楼(てきせいろう)」と呼ばれています。
内部は四方に窓があり、光をふんだんに取り込めるようになっています。
ここから外を眺めると、まさに空に浮いているような感覚を味わえる設計です。
1階の儀式的な空間とは異なり、
3階はよりプライベートで、
景色や風流を楽しむための「茶の湯」の精神が反映された空間といえます。