甘霧庵

ジャン=バティスト・リュリ その59 モリエールとリュリの対決が表面化しました。

皆さんこんにちは。

甘霧庵でございます。

さて、1672年にオランダとフランスの間で戦争が起きてしまいます。

原因はルイ14世が貿易大国オランダを支配下に入れたいとの思いから始まった戦争です。

結果はフランス軍が破竹の勢いでオランダの首都アムステルダム近郊まで進攻したみたいです。

そしてその年の冬に一旦休戦してルイ14世がフランスに帰還することになりました。

当時冬は戦争をしなかったみたいです。

王の帰還を迎えるためにモリエールは新たな作曲家マルカントワーヌ・シャルパンティエを迎えて新作「病は気から」を準備しておりました。

一方、リュリは自身最初のオペラ『カドミュスとエルミオーヌ』の準備をしておりました。

『カドミュスとエルミオーヌ』はそれまで作曲していたコメディとは正反対の音楽悲劇でした。

この辺りからモリエールとは差別化をし始めました。

このオペラでリュリはその後バッハにも影響を与えたフランス風の序曲

自分の得意とするバレエと華やかな合唱

イタリアから取り入れた叙唱(じょしょう、イタリア語でレチタティーヴォ)をフランス風にアレンジ。

なにより煌びやかなアリア。

フランスにこれほどの作品が生み出されるとは思えないほどの傑作です。

続く。

画像

By Jean-Baptiste Lully; publisher J. B. Christophe Ballard. – http://imslp.org/wiki/Cadmus_et_Hermione,_LWV_49_(Lully,_Jean-Baptiste), パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=32386429による


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