甘霧庵

古都京都の文化遺産 その76 この故事を時の権力者が創ったとは何とも。

皆さんこんにちは。

甘霧庵でございます。

さて、許由(きょゆう)と巣父(そうほ)はご存じでしょうか?

その昔、と4千年以上前の中国。

当時の王様は堯(ぎょう)という方でした。

この王様は自分が引退をするときに自分の息子を王様にするのではなく。

王にふさわしい人物になってもらいたいと広く人材を探しておりました。

そんなある日、山奥に非常にするれた人物がいると耳にします。

そこで王様は一路山に。

そこにいたのが許由でした。

王様は許由に自分を継いで王様になることを打診します。

しかし、許由の反応は

「なんて汚らわしい(世俗的な)話を聞いてしまったんだ。耳が汚れてしまった!」

吐き捨て、

すぐに川(穎川:えいせん)へ行き、自分の耳をジャブジャブと洗いました。

そこへ、牛を連れた友人の巣父がやってきます。「何をしているんだ?」と尋ね、

理由を聞いた巣父は驚きの行動に出ます。

「お前が耳を洗ったせいで、この川の水は汚れてしまった。

そんな汚い水を、うちの大事な牛に飲ませるわけにはいかない!」

そう言って、巣父は牛を連れて上流へと去っていきました。

唐門の門の側面(蟇股:かえるまた)には、

この故事の彫刻が彫られております。

浄土真宗の教えに合ってたのでしょう。


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