皆さんこんにちは。
甘霧庵でございます。
さて、アメリカに到着したユル・ブリンナーさんはラジオのDJをやりながら演劇の仕事もし始めます。
ニューヨークから電車やバスで1時間半ほどのところにコネチカット州リッジフィールド(Ridgefield)と言われている場所に
劇団があり、そこでユル・ブリンナーは演劇の修行に入ります。
この劇団にその後の彼のキャリアに大きな影響を与える人物がおりました。
その人こそ演技指導者として名高いマイケル・チェーホフでした。
この方はその名前が示す通りあのロシアの名作家アントン・チエーホフの甥っ子さんだそうです。
マイケル・チエーホフさんは教育者としてはかなり優秀だったみたいで、
彼の指導を受けた俳優にはアンソニー・クイン、イングリッド・バーグマン、グレゴリー・ペック、マリリン・モンロー
など綺羅星のごとくスターが名を連ねております。
そんな演劇集団といいますか演劇学校に若きユル・ブリンナーも通うことになります。
当然、ぽっと出の俳優に大きな役が回ってくるはずもなく、
初めのうちは大道具を運搬するトラックの運転手や荷物運びなどの下働きをしていたみたいです。
しかも、その間に苦手な英語をマスターしたといいますから
恐ろしい根性を持った人だったんですね。
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マイケル・チエーホフ
Scanned and processed by Mariluna – book (источники: Смирнов-Несвицкий Ю. А. Евгений Вахтангов. – Л.:Искусство, 1987. ББК 85.443(2)7 С22), パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=3131442による