甘霧庵

ジャン=バティスト・リュリ その66 確かに内容は喜劇ではありません。愛憎劇です。

皆さんこんにちは。

甘霧庵でございます。

さて、1686年2月15日 パリ・パレ・ロワイヤルでリュリの渾身の傑作「アルマイド(Armide)」が初演されました。

リュリとしてはルイ14世のお許しを得ようと様々手を尽くしたようですが、

宮殿で嫌われており、

また、ルイ14世のの体調が良くないこともあってルイ14世の出席はかないませんでした。

このオペラはプロローグと5幕で構成されております。

あらすじは

物語の舞台は第1回十字軍の時代。

魔術師の王女アルマイドと、キリスト教徒の英雄ルノーの愛憎劇が描かれます。

 ダマスカスの王女で魔術師のアルマイドは、

敵対する勇者ルノーを憎み、

魔術で彼を殺そうとします。

しかし、眠っている彼の顔を見た瞬間、あ

まりの美しさに恋に落ちてしまいます。

彼女は殺す代わりに魔法をかけ、

彼を絶海の孤島にある魔法の庭園へ連れ去り、

自分を愛するように仕向けます。

アルマイドは、ルノーが自分を愛しているのは「魔法の力」によるものであり、

真実の愛ではないことに苦悩します。

彼女は「憎しみ(La Haine)」の神を呼び出し、

彼への愛を消し去ろうとしますが、

結局愛を捨てきれません。

ルノーの仲間が魔法を解き、

彼は正気に戻って騎士の義務を果たすために去っていきます。

絶望したアルマイドは、

魔法の宮殿を自ら破壊し、

怒りと悲しみのうちに幕を閉じます。

画像

Title page of the score’s first edition, Paris 1686

By Lully, Jean Baptiste, 1632 – http://gallica.bnf.fr/ark:/12148/btv1b9062826k, Public Domain, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=8859105


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