皆さんこんにちは。
甘霧庵でございます。
さて、エデンの園の中央にあった善悪の木の実は本当にリンゴだったのか問題の続きです。
ミケランジェロが1508年から1512年にかけてシスティーナ礼拝堂の天井画には善悪の木の実は
どうみてもリンゴではありません
イチジクといわれております。

しかし、絵を見ていただいてもわかる通り
どこに禁断の木の実があるのかよく分かりません
では次の絵画をごらんください。

こちらはドイツの画家アルブレヒト・デューラーによって描かれた「アダムとイブ」の一部を切り抜いた画像です。
アダムが手にしている木の実を見てみますとリンゴに見えます。
実はこの絵画は1507年に制作されたといわれており、
前回ご紹介したシスティーナ礼拝堂の天井画とほぼ同時期です。
つまり、南に位置するイタリアではイチジクですが
北のドイツではこの頃すでに禁断の木の実はリンゴと認識されていたといえるでしょう。
といいますか、
イチジクだとわかりにくいので
もっと絵画に映える赤いリンゴが採用されたと思われます。
ここからは私の勝手な妄想ですが、
デューラーはイタリア旅行帰りに上の絵を描きましたが
製作中のシスティーナ礼拝堂の天井画を見て
俺なら禁断の木の実を赤にするな
その方がバエルじゃん。
続く。
画像
アルブレヒト・デューラー – The Yorck Project (2002年) 10.000 Meisterwerke der Malerei (DVD-ROM)、distributed by DIRECTMEDIA Publishing GmbH. ISBN: 3936122202., パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=150504による