皆さんこんにちは。
甘霧庵でございます。
さて、赤穂の一行が吉良邸に討ち入りに入った時に真っ先にやったことの一つに
吉良邸にあった弓の弦を切ったことです。
しかしながらこの行動には多少の疑問があります。
まず、いくら吉良邸が広かったとはいえ室内です。
弓は屋外では大いに有効な武器かもしれませんが、
室内では使い勝手が悪いのではないでしょうか。
そんな弓なんか無視してさっさと本懐を遂げることが先決でしょう。
もう一点、
吉良邸は暗闇でした。
もちろん真っ暗ではなかったとは思いますが、
明るくはなかったと思われます。
そんな状況で弓を引くでしょうか?
かなり疑問がありますが、
しかし、これは史実かもしれないのです。
実は討ち入りに参加した人物に小野寺幸右衛門(おのでら こうえもん)という浪士がおりました。
彼の養父がこのような手紙を残しております。
「幸右衛門は奥へ切り込み、
床に弓が立てかけてあるのを見て、
すかさず弦を切り払った。
吉良方には弓の達人が多いと聞いていたため、
この冷静な対処は仲間内からも大いに称賛された」
なるほど。
弓の弦を切る必要性はさほどなかったにせよ
予防策として小野寺さんのアドリブで切ったとすれば納得のいく話です。
皆さんはいかが思いますか?