皆さんこんにちは。
甘霧庵でございます。
さて、1944年に結婚したユル・ブリンナーはテレビの俳優をしながらデレクターもやっておりました。
そして、この年ユル・ブリンナーにとって人生を決定する小説が出版されます。
それがマーガレット・ランドン (Margaret Landon、1903年9月7日-1993年12月4日) さん執筆の『アンナとシャム王』です。
主人公のアンナは、1860年代に実在したイギリス人女性アンナ・レオノーウェンズ(Anna Leonowens)がモデルです。
彼女はシャム(現在のタイ)の近代化を目指していた国王ラーマ4世(モンクット王)に雇われ、
王子や王女たちの英語教師として実際にバンコクの宮廷へ赴任しました。
後にタイの偉大な名君となる王子(後のラーマ5世・チュラロンコン王)も幼少期に彼女から英語や西洋の思想を学んでいます。
アンナがイギリスに戻った後、
宮廷での体験をまとめた回想録『シャム宮廷の英国婦人家庭教師(The English Governess at the Siamese Court)』などを出版し、
これがベストセラーとなりました。
この回想録をもとに、マーガレット・ランドンが書き直した小説が映画や舞台の原作となった『アンナとシャム王』です。
画像
1905年頃、アナ・リオノウンズ
Robert Harris (1849-1919) – http://nscad.ca/en/home/abouttheuniversity/past-present/default.aspx, パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=9718210による