甘霧庵

聖書のお話をちょっと考察 vol 71 日本語の「狡猾」。聖書の言語であるヘブル語を見てみると。

皆さんこんにちは。

甘霧庵でございます。

さて、エデンの園で起きた悲劇の始まりはヘビの誘惑でした。

ここで聖書の筆者はヘビのことを狡猾と表現しております。

エデンの園には聖書の神様から許可を得たものしか住むことは許されません。

つまり、ヘビは聖書の神様から「良し」のお墨付きをもらって住むことになったのでしょうか。

それが狡猾だなんて・・・。

聖書の記述を確認しますと。

創世記第2章第25節

『人とその妻とは、ふたりとも裸であったが、恥ずかしいとは思わなかった。』

そしてこれに続くのが第3章第1節

『さて主なる神が造られた野の生き物のうちで、へびが最も狡猾であった。』

ヘブライ語の言語を調べると『創世記』2章25節でアダムとエバが「裸(アローム / ʿārôm)」であったと説明された直後に、3章1節の蛇が「狡猾(アールーム / ʿārûm)」であると記されています。

同じ子音から成るこれらの言葉を並べることで、

テキストに深い意味を持たせる言葉遊び(韻を踏む表現)があったと思われます。

では、ʿārûmは正確にはどんな意味なのでしょうか。

本当に狡猾なのでしょうか?

と言うより「狡猾」しか意味がないのでしょうか?

聖書の他の箇所には使われているのでしょうか?

謎解きは次回。

画像

ルーカス・クラナッハ – 不明, パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=194474による


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