皆さんこんにちは。
甘霧庵でございます。
さて、1944年、実在のイギリス人女性家庭教師アンナ・レオノーウェンズの手記をもとに、
作家マーガレット・ランドンが書き上げた小説『アンナとシャム王』が出版されると、
全米で大きな話題となりベストセラーになりました。
この小説の持つ「異文化の交流」「王宮の華やかさ」「意志の強い女性と威厳ある国王の対立と絆」
といったドラマ性に魅力を感じた20世紀フォックスが、すぐに映画化権(映像化権)を獲得しました。
当時、ハリウッドの大女優であったアイリーン・ダンがこの原作とアンナ役に非常に強い関心を示し、
主演としての映画化企画が本格的に動き出しました。
相手役(王様役)にはレックス・ハリソンが抜擢され、1946年の映画公開へとつながりました。
この時の映画のタイトルは「王様と私(The kng and I) ではなく、
『アンナとシャム王』(Anna and the King of Siam)でした。
監督は現在の全米監督協会 (当時の「映画監督組合Screen Directors Guild」)の会長を務めていたジョン・クロムウェル(John Cromwell、1887年12月23日 – 1979年9月26日)でした。
ただし、この映画は歌や踊りのない純粋な歴史ドラマ映画として制作されました。
そして、第19回アカデミー賞で撮影賞(白黒)や美術監督賞など2部門を受賞し、興行・評価ともに大成功を収めました。
画像
ブロードウェイ版『若草物語』の制作現場より、写真下の座っている男性がジョン・クロムウェルである。
The Ridgway Company, New York; photograph by White Studio – Everybody’s Magazine, page 112, パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=63332463による