皆さんこんにちは。
甘霧庵でございます。
さて、17世紀の指揮は現在と違っていて
指揮者はBâton de direction(バトン・ド・ディレクシオン:直訳すると指揮棒
Bâton(バトン): 棒、杖、ステッキ
de(ドゥ): 〜の
direction(ディレクシオン): 指導)
と言われる1.5m〜2mの長い棒(名指揮者になればその装飾も立派)を指揮台に叩きつけて指揮をしておりました。
この指揮棒は指揮者の権威を表していたようです。
この指揮棒はその後、音楽の発展とともに短くなり現在の形になりましたが、
その名残はマーチングバンドの大杖(メイス)に見ることができます。
リュリは最後の演奏会でこの指揮棒を指揮台に叩きつけておりましたが、
この時、リュリは57歳。
リュリおじさんはこの日はちょっと張り切り過ぎてしまいました。
曲が盛り上がったところで、
自身の足(足の甲・親指)を誤って重い棒の角や先端部分が足の甲に強く激突し、
激しい打撲や挫傷(骨折の可能性も)を引き起こしてしまいました。
しかし、そこはプロ根性。
痛みに耐えながら最後まで指揮をやり遂げました。
これが現在でしたらなんてことない怪我でしたかもしれませんが、
そこには不幸が重なってしまいました。
画像
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