甘霧庵

風に吹かれてアンデスへ #5

東京駅の八重洲口側の新幹線ホームから丸の内側の地下総武快速線ホームまで8分の移動です。

この移動が失敗すると予定していた成田エクスプレスに乗り遅れます。

成田エクスプレスに乗り遅れると飛行機にも乗り遅れる可能性があります。

飛行機に乗り遅れる=この旅は出来ない。

もちろん成田エクスプレスに乗り遅れたっていくらでも方法はあります。

しかし当時、旅の初心者だったので絶対に乗り遅れてはいけないと思い込んでいました。

そこで、本当はやってはいけませんが、背に腹はかえられませんダッシュです。

しかし大問題があります。

私はダッシュが大の苦手です。

と言いますか、ダッシュなんかしたことありません。

いえ、ダッシュに本気を出したことがありません。

運動神経がマイナス無限大です。

しかも2週間分の荷物を抱えてのダッシュです。

しかし、男として生まれたからには、やらねばならない時があります。

オレがやらねば、誰がやる。

全ての成功はオレのダッシュにかかっている。

高鳴る鼓動を抑えつつ、その時を待ちます。

新幹線がゆっくりとホームに入ります。

停車しました。

いよいよその時が来ました。

いやが上にも緊張します。

昔見た映画「荒野の7人」のセリフを思い出します。

「口はカラカラなのに、手はグッショリ。」

ドアが開きました。

車掌さんの情報は信頼できます。

階段の目の前です。

やはりプロの仕事は違います。

正確無比です。

ちょっと大袈裟にしてみました。

文才ないくせに。

続く。

 

 

 

 

 


Leave a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA