甘霧庵

ハインリヒ・シュッツ その25 「マタイ受難曲」 4曲目 「ゲツセマネの祈り」その5

皆さんこんにちは。

甘霧庵でございます。

さて、ゲツセマネの園でのイエス・キリスト様の心境を時系列順に追っていきます。

まず、ゲツセマネの園で最後のお祈りに行くために3人の高弟子を連れて少し寂しいところに行きます。

この辺りは不安で仕方なかったのでしょう。

そして、血の汗を流してお祈りをしたと書いてありますので、

かなり苦しんだと思います。

そして、弟子のもとに戻ってみると3人の弟子は正体もなく泥のように眠りこけております。

これには相当ガッカリしたでしょう。

それを3回繰り返します。

弟子は3回とも眠りこけていました。

イエス・キリスト様は3回目のお祈りの後、

腹を括ります。

つまり、十字架にかかることを覚悟するわけです。

そこへ、裏切った弟子イスカリオテのユダが多くの警察や兵隊、警備員まで引き連れてやってきます。

夜の遅い時間ですから周りは真っ暗です。

捕まえる人を間違えないようにユダはイエス・キリスト様に口づけします。

イエス・キリスト様は裏切られた相手に対して「友よ」と話しかけました。

もう、超越しています。

イエス・キリスト様の弟子の一人は剣を抜いて応戦しますが、

所詮は多勢に無勢。

弟子はイエス・キリスト様を置いて散り散りに逃げていってしまいました。

もう、絶望だったでしょうが。

おそらく穏やかな表情をたたえていたと思います。

シュッツはこのイエス・キリスト様の心境を見事に表現しております。

詳しくは次回。


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