皆さんこんにちは。
甘霧庵でございます。
さて、1966年1月から2月にかけて
ブライアン・ウィルソンは新しいアルバムを作るべく自宅に引き篭もります。
もちろん、知り合った作詞家トニー・アッシャーも一緒です。
当時の奥さんのマリリンさんの回想によると
「ブライアンはほぼノンストップでペット・サウンズに取り組んでおり、
家にいるときはピアノに向かっているか、
アレンジしているか、
食事をしているかのどちらかでした。」
だそうです。
そして、録音スタジオに引き篭もります。
そこに次々腕利きのミュージシャンを招聘します。
また、間の悪いことに音楽的にはある人物に影響を受けます。
それが、フィル・スペクターです。
この人の音楽作りは独特で、
ロックアルバムにもかかわらず、
平気で重厚なオーケストラを使ったりします。
その音の分厚さから「サウンド・オブ・ウォール」とあだ名されていたりします。
その音楽を目指したものですから外部から招聘した音楽家は50人ほどです。
その中にはバイオリンやチェロといったビーチボーイズのメンバーも演奏できない楽器奏者はもちろん
ギターやベース、ドラムといったメンバーを無視した招聘もしております。
そして、ビーチボーイズのメンバーがコンサートから帰ってきて録音に合流します。
続く。
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中央のサングラスがフィル・スペクターです。
By Původní publikace : KRLA Beat, Beat Publications, 6. listopadu 1965, roč. 1, č. 34, s. 12. – KRLA Beat, Beat Publications, November 6, 1965, Vol. 1, No. 34, p. 12., Public Domain, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=101247088