皆さんこんにちは。
甘霧庵でございます。
さて、渾身の作品が世間には受け入れられなかったブライアン・ウィルソンは凹んでしまいます。
しかし、思うに、それだけでは無かったと思います。
恐らく他のメンバーの評価がブライアン・ウィルソンに更にダメージを与えたんだと思います。
ブライアン・ウィルソンの実弟のデニス・ウィルソンとカール・ウィルソンには評判が良かったのです。
(特に三男のカール・ウィルソンは兄貴の思いや気持ちがよく理解できたみたいで、名曲「神のみぞ知る」を自ら歌いたいと申し出たそうです。)
そして、しっかりと音楽の教育を受けたブルース・ジョンストンにも評判が良かったみたいです。
ブルース・ジョンストンはこのアルバムに触発されたのか、
これ以降、いい曲を世に送り出します。
しかし、アル・ジャーディンとマイク・ラブには評判良く無かったみたいです。
この二人の意見も分からなくもないです。
この二人が危惧したのはビーチボーイズのイメージが崩れるのではないかということ。
それと、世間に受け入れ難いであろう難解な歌詞です。
ブライアン・ウィルソンにとっては「こんなに頑張ったのに、親友が分かってくれない。」と思ったのでしょう。
これは凹みますよね。
続く。