皆さんこんにちは。
甘霧庵でございます。
さて、今回から新シリーズがが始まります。
イタリア生まれのフランス人作曲家ジャン=バティスト・リュリ(Jean-Baptiste de Lully)でございます。
ジャン=バティスト・リュリは1632年11月28日にイタリアのフィレンツェの粉挽き職人の家庭に生まれました。
当時の名前はジョヴァンニ・バッティスタ・ルッリ(Giovanni Battista Lulli)というイタリア人の名前でした。
この時代、洋の東西を問わず職人の家というのは基本的にその職を継ぐのが一般常識になっており、
それ以外の学問は基本的には学習しません。
下手すりゃ小学校にすら通わない子供もいた事でしょう。
リュリも同様で、
粉挽職人の息子として生まれたからには粉挽職人になる運命を背負っておりました。
当然、音楽の専門教育なんてなのもは受けておりません。
それどころ、ほとんど正規の教育は受けていなかったようです。
ただ、音楽の才能は幼少の頃から持っていたようで、
見様見真似でギターやヴァイオリンなどの演奏を覚えたみたいです。
そんな、リュリに転機が訪れます。
1646年、リュリ14歳のときに、ある高貴なお方のおそばにお仕えする事になります。
続く。
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