皆さんこんにちは。
甘霧庵でございます。
さて、イタリア生まれのフランス育ちのリュリは14歳の時にフランスの貴族出身のロジェに拾われます。
この出会いがリュリの人生を花咲かせます。
もし、この出会いがなければリュリの才能はこの世に出ることはなかったでしょう。
リュリは一介の粉屋の息子ですから、楽器の上手い粉屋の親父として
近所のお祭りで演奏するぐらいだったでしょう。
しかし、彼はロジェに出会いました。
当時14歳。
彼のご両親はリュリをロジェに託すことに不安はあったでしょうが、
この出会いが息子の人生を好転させると気付いていたかもしれません。
リュリを引き取ったロジェは彼をアンヌ・マリー・ルイーズ・ドルレアン(Anne Marie Louise d’Orléans, 1627年5月29日 – 1693年4月3日)に託します。
アンヌさんは生まれながらにして大金持ちで幼い頃から縁談がひっきりなしに来ていたそうですが、
彼女は気お強いタイプの女性だったそうで、
意中の君以外には興味がなかったようです。
ちなみにその意中の君はフランス国王でいらしゃるルイ14世です。
なんとアンヌ様は国王ルイ14世の11歳も年上だったようですから、
これはちょっと見え見えですかね。
画像
父親の肖像画を支えるミネルヴァとしてのアンヌ・マリー・ルイーズ・ドルレアン、モンパンシエ公爵夫人
Par Pierre Bourguignon — https://www.histoire-image.org/fr/etudes/grande-mademoiselle-0, Domaine public, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=67200609