皆さんこんにちは。
甘霧庵でございます。
さて、ボリビアのユンガス地方の小さな村コロイコ。
コロイコの特産品といえばコカの葉。
コカの葉をコップに直接入れそこにお湯を入れしばらく待つと薄い緑色になります。
これがコカ茶です。
風味の高いハーブティーです。
そしてこれを直接口に入れガムのように噛むとこれまたミントガムの味がします。
かつて、スペインがボリビアを植民地にしたときにボリビア人を強制労働させるさい、
ボリビア人にコカの葉を噛んでいるのをやめさせようとしたのを
ボリビア人が「疲れが取れる」「空腹感が無い」という理由で許容しました。
つまり、コカの葉には怪しい成分が含まれているわけです。
その怪しい成分だけを集めたのがコカ◯ンです。
かつては麻酔薬として重宝されていたのですが、
そのうちさらに濃縮してしまったから良くなかった。
さらに中毒になってしまうと幻聴や幻覚だけでなく、
体中に虫が貼っている感覚に陥り、
体中を掻きむしることもあるようです。
そんな怖いものですから1961年に麻薬に関する単一条約によって一般人は購入できないことになりました。
そんなこともあってコロイコに入るためには2つの関門があります。
その二つを次回以降。
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An employee of the DEA – Taken from a US government Web site., パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=70826による