皆さんこんにちは。
甘霧庵でございます。
さて、ボリイアのユンガス地方にあります小さな村コロイコ。
コロイコの特産品といえばコカの葉です。
そして、コカの葉を精製して創られるのが。
コカ◯ンという危険なものです。
ここで、ボリビア政府の苦悩が伺えます。
政府としてはコカ◯ンを撲滅したいと思っているはずです。
ですからコカの栽培を全面的に禁止したい。
しかし、その一方で、
コカの葉をコカ茶として飲むのであれば、
全く問題はなく。
むしろ産業の少ないボリビアにとっては貴重な輸出品になりますし、
もう、すでにボリビア社会の中でコカ茶は完全に市民権と得ており、
ボリビア人にとってはなくてはならない嗜好品」でもあります。
そうなると排除することは非常に困難になるわけです。
そこで、コロイコに村入する場合には、
二つの関門を設けました。
その一つがコロイコへの道を一本のみにすること。
そして、その道に入るためには厳重なチェックをすること。
ラパスからコロイコに向かうと鉄網で創られたゲートがあります。
そして、そこには警備の方々がいらっしゃって我々をチェックするわけです。
空港の保安検査場をイメージしていただければいいと思いますが、
保安検査場に比べてかなりアナログな感じです。
続く。