皆さんこんにちは。
甘霧庵でございます。
さて、赤穂藩のお取りつぶしがきましました。
令和の現在においても会社が解散すると
まずやることが精算です。
具体的には借金の返済です。
お金を借りている銀行とか信用金庫とかに会社が解散しましたと伝えます。
それから銀行は生産中の会社で金目のものがあったらとにかく借金の肩代わりに持っていきます。
あまり期待はできないみたいですけど。
ちなみに精算中の会社が株式を発行して資金を集めることもあるそうですが、
一体誰が買うのでしょうか?
生産中だから発展することはないと思うんですが。
何はともあれ貸した金の満額を手に入れられなくても
できる限り回収するようにします。
同じことがお取りつぶしの時にもおきます。
赤穂藩でもお取りつぶしが地元の赤穂に伝えられると
赤穂藩にお金を貸している商人は大慌てで借金の回収に奔走します。
もし、赤穂藩に十分な資産がなかったとしたら赤穂藩にある商店のうち体力のない商店は潰れてしまうでしょう。
当時は今と違って会社更生法みたいなものはありません。
無慈悲に潰され商人一家とその使用人は路頭に迷ってしまいます。
ここで登場するのが赤穂事件の主人公である赤穂藩の筆頭家老大石内蔵助です。
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不明 – 赤穂大石神社所蔵。, パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=3436171による