皆さんこんにちは。
甘霧庵でございます。
さて、唯善事件を深掘って行きます。
自分に相続されると思っていた土地は浄土真宗教団に寄進されました。
この時、唯善さん11歳、
その母親である覚信尼さん54歳、
そして異父兄弟の覚恵さん38歳。
これは私の勝手な想像ですが、
この時、覚信尼さんが持っていた財産は大谷影堂の敷地くらいしか無かったんだと思います。
そして、最初は唯善さんにそれを相続させるつつもりだったのでしょう。
しかし、何年かぶりに出会えたすっかり立派になった長男の覚恵さんが可愛い孫と一緒に帰ってきたのを見た時に
自分の父親が始めた新興宗教をさらに発展させていける人物は覚恵ではないかと考えたのではないかと。
少なくとも覚恵さんには血を引き継ぐ子供もいる。
その上、もし唯善さんに相続させると覚恵さんの居場所は無くなってしまうのではないかと。
でも、表立って覚恵さんに土地を相続させるにも色々問題が起こるであろう。
そこで、唯善さんが私利私欲を捨て教団に身も心も捧げてくれることを願って
教団自体に寄付すると決心したのではないでしょうか。
しかし、その母の想いは唯善さんには伝わらなかったみたいです。
心の中は母親と覚恵さんに対する憎悪で・・・。
続く
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本願寺角坊(すみのぼう)