皆さんこんにちは。
甘霧庵でございます。
さて、1670年に初演された「町人貴族」はモリエールとリュリのコンビ最高傑作と言われております。
その後半部分の聴き所はルイ14世からの発注があったトルコをからかう場面です。
貴族になりたい成金親父はある男性が自分の娘に求婚したことを一般人であるという理由で求婚を認めませんでした。
そこで知恵をめぐらした男性はトルコの王からの特使に変装し、
「トルコ大公の王子があなたの娘に一目ぼれをした。
ついては婚姻を許してほしい。
もし許してもらえるのならあなたをトルコの貴族と認めます。」
この申し出に成金親父は有頂天になって婚姻証明書にサインをしてしまいます。
このときトルコの大使の登場で使われたリュリ渾身の一曲が「トルコ人の儀式のための行進曲」(仏: Marche pour la cérémonie des Turcs)です。
荘厳で力強いリズムが特徴的な行進曲で、
当時のフランスで流行していた「トルコ趣味(チュルクリ)」を反映しており、
異国情緒あふれる響きを持っています。
ただし、演出としては皮肉たっぷりでトルコ風の奇妙な衣装も相まってルイ14世は大満足だったみたいです。
次回もう一回このコメディ=バレの見どころをご紹介します。
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成金親父が浅知恵を女中に披露し馬鹿にされて激怒する場面。
ジュルダン(成金親父)「怒るぞ」 ニコル(女中)「お願いです、ご主人様、お願いですから笑わせてください。ヒ、ヒ、ヒ」
(ジャン=ミシェル・モロー「町人貴族」)
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