甘霧庵

ジャン=バティスト・リュリ その57 ここからリュリの快進撃が始まります。

皆さんこんにちは。

甘霧庵でございます。

さて、1670年に「町人貴族」が大ヒットしたその裏で静かに音を立てずに決別が訪れました。

この頃、リュリはコメディ=バレに自分の音楽が付属的に使われていることに憤りを覚え始めます。

そして、全編音楽で表現できるオペラに興味を持ち始めます。

リュリはオペラは喜劇よりは悲劇の方が合っていると思っていたので

自分のオペラをヒットさせるためには

喜劇を主としていたモリエール劇団は目障りでもありました。

さらにはそれまで自らも踊っていたほどバレに興味を持っていたルイ14世が

体力も衰えてきたこともあり

次第に踊りに興味をなくし始めました。

元々イタリア生まれのフランスにとっては異邦人のリュリにとっては

国王の寵愛を失うこと、

権力を失うことは自らの破滅を意味しますので

フランスの芸術の権力を手中に収めたいと思っておりました。

その手始めにルイ14世をうまく説き伏せます。

そして「王立音楽アカデミー」の独占権を手に入れます。

ルイ14世が「フランス独自の素晴らしい音楽とオペラを確立せよ」という目的で作らせた、国家公認の音楽制作・興行組織です。

この組織を独占してしまいます。

ここから悪いリュリの快進撃が始まります。

画像

Photographer not identifiedGaspard Collignon (1673–1702), sculptor – Bibliothèque nationale de France, パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=3942763による

 


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