皆さんこんにちは。
甘霧庵でございます。
さて、せっかく収まった彼女の不満は
タクシーの運ちゃんの浅はかな一言で再演となりました。
運ちゃんは
「ハザードつけたままだから、今度ゆっくり聞くよ。」
ぐらいのことを言わなければならなかったのに
なんと
「ハザードつけたままだから、消してくる。」
と言ったしまいました。
その空間にいた
私と母親と彼女の母親は心の中で
「余計なことを」
しかし、彼女の第2ステージは幕を開けてしまいました。
彼女は運ちゃんを押し倒す感じでL字型のソファー席に座らせ
一気に捲し立て始めました。
運ちゃんは初めのうちは相槌を返しておりましたが、
ほんの数分でグロッキー状態で、
ただ、首を振るだけのからくり人形のようになっておりました。
その間、彼女の母親は別のタクシーを呼んでくれました。
季節は2月の最後半で、
夜はかなり冷えますが、
私と母は彼女の再演を聞くよりは
寒さに耐えて外でタクシーを待つことを選びました。
私と母は彼女がおしゃべりに熱中している隙に
こっそりと上着をとって外に出ることにしましたが、
ドアに余計な鈴と言いますか鐘と言いますか
お客さんが入ってきたときに鳴る例のものがついており
これがけたたましく鳴ってしまいました。
続く。