甘霧庵

ジャン=バティスト・リュリ その65 逆境の中で最高傑作が完成します。しかし・・・。

皆さんこんにちは。

甘霧庵でございます。

さて、少年との同性愛がルイ14世にばれてしまい、

国王の後ろ盾がなくなってしまったリュリ。

国王の寵愛をもう一度手に入れようと

ありったけの才能を新作のオペラにそそぎます。

このオペラがリュリの最高傑作ともいわれている『アルマイド(Armide)』です。

このオペラの題材になっているのが1581年に公刊された、イタリアの詩人トルクァート・タッソによる叙事詩である

エルサレム解放』(エルサレムかいほう、原題 La Gerusalemme liberata)です。

結構この題材でオペラは創られていまして、

リュリの先輩ではモンテヴェルディも創っていますが、

何といっても一番有名なのがヘンデルの「リナルド」でしょう。

「リナルド」自体はさほど演奏される機会はありませんが、

アリア「では私を泣かせてください」(Lascia ch’io pianga)は日本でもドラマの主題歌になったほど有名な曲です。

ぜひ、youtubeで検索してみてください。

話を戻します。

リュリ渾身のオペラが完成すると何としてでもルイ14世に見ていただこうと

あれこれ手を尽くしますが、

そもそも宮殿でも嫌われていたこともあり、

この願いはかなうことはありませんでした。

画像

1590年にジェノヴァで出版された最初の挿絵入り版『エルサレム解放』

アゴスティーノ・カラッチ / Bernardo Castello – [1], パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=36362828による


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