皆さんこんにちは。
甘霧庵でございます。
さて、少年との同性愛がルイ14世にばれてしまい、
国王の後ろ盾がなくなってしまったリュリ。
国王の寵愛をもう一度手に入れようと
ありったけの才能を新作のオペラにそそぎます。
このオペラがリュリの最高傑作ともいわれている『アルマイド(Armide)』です。
このオペラの題材になっているのが1581年に公刊された、イタリアの詩人トルクァート・タッソによる叙事詩である
『エルサレム解放』(エルサレムかいほう、原題 La Gerusalemme liberata)です。
結構この題材でオペラは創られていまして、
リュリの先輩ではモンテヴェルディも創っていますが、
何といっても一番有名なのがヘンデルの「リナルド」でしょう。
「リナルド」自体はさほど演奏される機会はありませんが、
アリア「では私を泣かせてください」(Lascia ch’io pianga)は日本でもドラマの主題歌になったほど有名な曲です。
ぜひ、youtubeで検索してみてください。
話を戻します。
リュリ渾身のオペラが完成すると何としてでもルイ14世に見ていただこうと
あれこれ手を尽くしますが、
そもそも宮殿でも嫌われていたこともあり、
この願いはかなうことはありませんでした。
画像
1590年にジェノヴァで出版された最初の挿絵入り版『エルサレム解放』
アゴスティーノ・カラッチ / Bernardo Castello – [1], パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=36362828による