皆さんこんにちは。
甘霧庵でございます。
さて、エデンの園の中央に植わっていた樹は何の樹だったのでしょう。
つまり、イブさんは何を食べてしまったのでしょうか。
一般的には「リンゴ」とされておりますが、
リンゴは寒冷な地域で育つ樹ですので
エデンの園があったであろう地域にはリンゴがあったとは考えにくいですね。
もし仮に、エデンの園の中央部分だけが寒冷な気候で
その周辺は温暖な気候だったと考えるのならば
リンゴの可能性もありますが
ちょっと強引かもしれません。
でな、何故リンゴと認識されたのでしょうか。
実はいくつか理由があります。
理由その1 ラテン語の翻訳
実はラテン語の「悪」と「リンゴ」はともに「malum」です。
ただし、発音は若干違っていて
悪の方の「malum」はマルムと最初のマが短母音ですが、
リンゴの方の「malum」はマールムと長母音になります。
中世のラテン語の日常的な会話では、
この「短い a」と「長い a」の区別が曖昧になることがよくありました。
そのため、聖職者や学者はこれを利用して
「禁断の果実(マールム)を食べることは、悪(マルム)を招くことである」
というような、音の響きをかけた説教や解説を行いました。
これが民衆の間で「知識の木の実=リンゴ」というイメージを定着させことになったといわれております。