甘霧庵

クラウディオ・モンテヴェルディ ポッペアの戴冠 Ⅸ 第1幕 第6場

皆さんこんにちは。

甘霧庵でございます。

さて、ネローネの奥方であるオットーヴィアが夫の浮気に悲しんでいます。

そして、ネローネの側近で賢者であるセネカが慰めます。

独りになったセネカは色々思い悩みます。

このシーンは好きです。

賢者が愚かな人間に付き合わなければならない苦しさ。

これが国の政策で悩むのだったらまだしも、

自分が使える皇帝の浮気の解決とは、

自分がこんな汚れ仕事をするとは、

俺は何のために今まで頑張ってきたのか・・・。

こんな感じです。

そこに、追い討ちが、

天からの声が聞こえてきます。

セネカよ。

ヤベーヨ。

しかし、この声を聞いてセネカは奮起します。

汚れ仕事をするくらいなら死んだほうがマシだ。

そして、ネローネを説得に行きますが、

失敗します。

場面が変わって、

ネローネが自分の部下の奥さんと密会しております。

つまり、浮気中です。

この場面が怖いです。

ネローネがお前との浮気を反対するのがいる。

こいつが賢くて、

口がうまくて、

丸め込められるんだよ。

と弱音とも思える発言をします。

しかし、浮気相手の女はすごいです。

なんだ、結局、皇帝なんて、

セネカの言いなりじゃない。

しょうもな。と皇帝を焚き付けるんです。

で、怒った皇帝はセネカに死刑を言い渡します。

怖くないですか。

しかし、オペラを見るとこの場面は、

意外と美しい音楽です。

と言いますか甘美でさえもあります。

女の色気を全面に出します。

この辺りが、

のちの時代の作曲家でしたら、

おぞましい音楽に乗せるところです。

ところで、だんだんこの女の魂胆が見えてきました。

この女の目的は何でしょう。

 


Leave a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA