皆さんこんにちは。
甘霧庵でございます。
さて、ネローネの奥方であるオットーヴィアが夫の浮気に悲しんでいます。
そして、ネローネの側近で賢者であるセネカが慰めます。
独りになったセネカは色々思い悩みます。
このシーンは好きです。
賢者が愚かな人間に付き合わなければならない苦しさ。
これが国の政策で悩むのだったらまだしも、
自分が使える皇帝の浮気の解決とは、
自分がこんな汚れ仕事をするとは、
俺は何のために今まで頑張ってきたのか・・・。
こんな感じです。
そこに、追い討ちが、
天からの声が聞こえてきます。
セネカよ。
ヤベーヨ。
しかし、この声を聞いてセネカは奮起します。
汚れ仕事をするくらいなら死んだほうがマシだ。
そして、ネローネを説得に行きますが、
失敗します。
場面が変わって、
ネローネが自分の部下の奥さんと密会しております。
つまり、浮気中です。
この場面が怖いです。
ネローネがお前との浮気を反対するのがいる。
こいつが賢くて、
口がうまくて、
丸め込められるんだよ。
と弱音とも思える発言をします。
しかし、浮気相手の女はすごいです。
なんだ、結局、皇帝なんて、
セネカの言いなりじゃない。
しょうもな。と皇帝を焚き付けるんです。
で、怒った皇帝はセネカに死刑を言い渡します。
怖くないですか。
しかし、オペラを見るとこの場面は、
意外と美しい音楽です。
と言いますか甘美でさえもあります。
女の色気を全面に出します。
この辺りが、
のちの時代の作曲家でしたら、
おぞましい音楽に乗せるところです。
ところで、だんだんこの女の魂胆が見えてきました。
この女の目的は何でしょう。