皆さんこんにちは。
甘霧庵でございます。
さて、皇帝ネローネの指南役であったセネカの元に二人の使者が送られます。
一人目はオリンポスの神様からです。
オリンポスの神ということは、
ギリシア神話の神様です。
キリスト教の神様ではありません。
1600年頃、
ヨーロッパでは、ギリシアの神様とキリスト教の神様が混在していた時代です。
例えば、
ルーベンスは、ギリシアの3人の女神を描いた「三美神」と「キリストの埋葬」をほぼ同時期に制作しています。

三美神

キリストの埋葬
しかも、「ポッペアの戴冠」は、
1世紀の史実を元に作られています。
よって、ギリシアの神様が登場してもおかしくありません。
で、使者はセネカにまもなく死ぬと伝えます。
しかし、セネカの立派な行に報いて天上界では、永遠の命が約束されているとも伝えます。
セネカは喜び、感謝を伝えます。
次に、二人目の使者が現れます。
こちらは皇帝ネローネの使者で、
自死しろとの命令を伝えます。
使者はセネカのことをよく知っていますし、
この使いが不条理であることもわかっています。
なので、セネカに許しを乞います。
しかし、セネカには使者が何を伝えにきたのかはわかっています。
使者には何も話させません。
もう、わかっていると。
皇帝にはセネカは死に埋葬されたと。
次回に続きます。